2014/09/30

-a day in September-  2

























この日は、恐山の宿坊に一泊。

宿坊では朝6時起床、6時半から朝のお勤めとなっていますが、5時前には目が覚め、いつも通り朝の軽いトレーニングを済ませ

身支度を整え地蔵殿へ。

凛として、空気の澄んだ地蔵殿で僧侶たちの読経が始まり、ご祈祷、その後、本堂にてご供養とご焼香。

荘厳な雰囲気に包まれながら、“心して”祈りを捧げる。


地蔵殿ではご本尊の延命地蔵菩薩と、慈覚大師円仁の像、そして、かねてからの念願であった円空の十一面観音立像と

観音菩薩半跏思惟像を間近で拝観させていただきました。

これで、以前拝観させていただいた、むつ市 常楽寺の釈迦如来立像と、佐井村 長福寺の十一面観音立像と

下北地方で確認されている円空仏4体を拝観することができました。

昨年、東京国立博物館で開催された円空展での円空仏と同様に、下北にある円空仏も素晴らしいものばかりでした。


その後、夕食の時と同じく、五観の偈を唱え朝食。

この日の参籠者の方々の丁寧な所作、心遣いに魅了され、大変おいしくいただくことができました。


そして、まだ参拝者の少ない朝の境内をゆっくり回り、各所で奉謝し、恐山を後に。